阿麻弥姑(あまみこ)神社を目指す、シマ巡りツアー

阿麻弥姑神社

あまみこの活動を始めるにあたり、メンバーが一堂に会し阿麻弥姑(あまみこ)神社へお参りしようということで、シマ巡りツアーを企画しました。

朝郁夫さん
案内役は、あまみこメンバーの旦那様である、元節田集落の区長の朝 郁夫(あさ いくお)さん。

当日は心配だった天気も見事に晴れ、最高のツアー日和に。新型コロナの感染拡大に配慮しながらツアー開始です。

まずは集落のシンボルである、節田立神(せったたちがみ)を目指し、その後、阿麻弥姑(あまみこ)神社へお参りするという工程で、歩きながら集落の暮らしや文化を探っていきます。

節田海岸
晴れた日には喜界島が見える

奄美大島の東側にある節田集落は綺麗な白砂が広がるビーチがすぐ近くにあり、舟漕ぎがとても盛んな集落で、昔はこの砂浜で農耕馬による競争大会も行われていたのだとか。ツアー時は大潮の干潮時でリーフが出て海がキラキラと輝きとても綺麗な景色が広がっていました。

綺麗な砂浜が広がる節田集落のビーチ

しばらく歩くと、大きな岩がゴロゴロとした風景に。

石切場
立神に近くにつれてゴロゴロと大きな石が出現

ここは、昔の石切り場跡で家の基礎に使う束石や門柱などを切り運んでいたようです。

今でもクサビの跡が残っていて当時の面影を感じることができます。

くさび跡
大きな石を割るクサビを打ち込んだ跡が今でも残っています。

気持ちの良い春風を感じながら、海岸沿いに歩いていくと第一のパワースポット、節田立神に到着です。今回はタイミングがよく、リーフ伝いに歩いて立神までアクセスすることができました。

奄美大島のリーフ
リーフ内のタイドプールで生き物を観察することもできました。

奄美大島では、集落に近い沖合に浮かぶ小島を立神と呼び、神様が最初に立ち寄る場所として昔から信仰の対象とされ大切にされてきました。普段、車で海沿いを走っていても目立つ立神ですが、間近でみるとその大きさと迫力にただただ圧倒されます。

節田立神
立神を間近で見ると、その大きさとパワーに圧倒されます。

いざ、阿麻弥姑(あまみこ)神社へ

立神でパワーを頂いたあとは、いよいよ集落の中にある阿麻弥姑神社を目指します。

道中はさとうきび畑に囲まれた一本道を通ったり、神様が通る神道のお話、旧正月に行われる伝統行事の節田マンカイの話、はるか昔、オランダ船が節田沖で難破した時の話など奄美に住んでいながらも知らない歴史や文化の紹介があり、とても勉強になりました。

神様が通る神道。この道は塞いではいけないと伝えられている。

そうこうしているうちに、阿麻弥姑神社へ到着です。

小高い丘にある、阿麻弥姑(あまみこ)神社

阿麻弥姑神社は集落の小高い丘に神社はあり、アマミコという奄美をつくったと伝わる女の神様を祀ってあります。境内には相撲の土俵のような土盛があり、ここで六月灯などの祭りや集落行事が行われるなど、集落の方にとって身近で大変親しまれているとのこと。

阿麻弥姑神社の神様へ、メンバー全員で活動のご挨拶をやっとすることができました。

私たち「あまみこ」のメンバーは「癒し」、「体験」、「アクティビティ」を通して島独特の生き方やおもてなしなど、ありのままの島暮らしをお伝えしたいと思いこの活動をはじめました。今回のツアーはまさにそれらを学べるとても良い機会となりました。これから先の未来、ただ観光地を訪れるだけの旅ではなく、一歩踏み込んだ体験や、シマ本来の空気感を感じられることが、旅の想い出となり一生忘れられない経験になるんだとつくづく感じさせられました。

案内してくれた朝さん、本当にありがとうございました。

朝さんによる集落巡りツアーは今後も続けられるそうですので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。(事前要予約)

ツアーの問い合わせ先
yaasivi@gmail.com

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